自分の人生は誰にもかわってもらえない~報恩講
2022/11/17
本日11月17日(木)に通信制の報恩講をお勤めしました。



報恩講(ほうおんこう)は親鸞聖人(しんらんしょうにん)のご命日11月28日を機縁として念仏の心に触れ自分自身を見つめる大切な集いです。
今年は宗教科の湯沢先生にお話をしていただきました。
湯沢先生は、自分の思い通りにならず悩み苦しんだ過去の経験を通して、気づいた大切なことについて話してくれました。
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『生きる苦しみを知って、過去の自分の悩みや苦しみは、自分の都合優先の狭い心で見て考えていたことに気が付いた。自身の弱さを知るとともに仏教のことばが響いてきた。「大切なことは失敗しない生き方ではない。失敗した自分を受け入れ、ありのままに生きていくこと。そうして失敗しても立ち上がっていけばよい」と。過去の自分があって今の自分がある。』
そして「自分の人生は誰にもかわってもらえない。失敗したっていい。かっこ悪くてもいい。失敗は失敗のまま背負っていけばいい。大切なのは、失敗してもまた自分の足で立ち上がっていくこと。どんな時でも自分の足で自分の人生を歩んでいくこと。目の前にあることに一所懸命取り組んで自分のいのちを使ってほしい。」と話されました。
最後に、「あなたはあなたのままでいい。成功しても失敗しても、全部本当のあなただから安心して取り組んで欲しい。」と話されました。
報恩講を通して、「いのちの働きかけ」を感じ、自身について考える時間をいただきました。