うつくしく生きる
2022/11/04
本校の建学の精神は「うつくしく生きる」です。
「和顔愛語と先意承問」の精神を大切にしています。
それらを具現化するためにBASE(基礎・基本)を大切にしています。


それらを具現化するためにBASE(基礎・基本)を大切にしています。
先日、この建学の精神と本校で大切にしている精神について、全日制の法話にとりあげられていましたので、ご紹介します。お読みいただき、本校について知っていただければ幸いです。
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本校は「和顔愛語(わげんあいご)」という言葉を大切にしています。お釈迦様の教えが書かれたお経『大無量寿経』にある言葉で、「和やかな顔と、心ある言葉で人に接しましょう」という意味です。
辛いときや嫌なことがあった時、愚痴をこぼしたくなる時など、まずは自分から笑顔と優しい言葉でまわりの人に接する姿勢が「和顔愛語」です。
けれども、日々、「和顔愛語」を実践していくことは簡単なことではありません。無理に笑顔をつくろうとすると疲れてしまいます。
そこで大切になるのが、「和顔愛語」に続く、「先意承問(せんいじょうもん)」という言葉です。
これは、「先に相手の気持ちを察して、相手のために何ができるのか、自分自身に問う」という意味です。
相手に対する思いやりの心、「慈悲」について説いている教えで、相手に笑顔になってほしいのであれば、先に自分から笑顔で優しい言葉をかける。その行動や言葉が、自然とまわりの人の心を明るくしていく。こうやって世の中が明るく開けていくと言うことです。
自分がまわりをおもいやることで、自分もまわりから思われていることに気づけるきっかけにもなります。
また、「先意承問」は笑顔や言葉だけが大切なのではありません。
「勉強」「挨拶」「掃除」を精一杯取り組んだ先には、必ず「人とのつながり」があり、人の役に立てる私がいます。
つまり、「勉強」「挨拶」「掃除」の日々の積み重ねを大切にし、人の役に立てた喜びを感じた時、自分に自信が持て、自然と「笑顔」になれる私がいるのではないでしょうか。
【BASE】の【B】にも【A】にも【S】にも、それぞれ願いがあり、私のかけがえのない人生を、生き生きと豊かなものにしてくれる「はたらきかけ」があります。
その「はたらきかけ」を受け止め、自然と「笑顔」になれる私こそが、「うつくしく生きる」ということなのかもしれません。
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