報恩講の日(パートⅠ)

飯田女子高等学校 通信制課程

2019年11月15日 18:20

 11月14日(木)は全日制の報恩講の日です。 報恩講とは、親鸞聖人の命日(史実は旧暦11月28日)を機縁として、「いのち」について考える日です。 この日は午前中授業をして、大掃除、そして午後にこの報恩講の集いがひらかれます。

 この日通信制は休校だったので、掃除を全日制の生徒に手伝ってもらいました。
 雑巾を水でもみ出して、しぼって手のひらで押さえつけて床をしっかりと拭いてゆきます。



 戸の敷居のレールも汚れを拭き取ります。




 そのうち、ある生徒がにわかに声を立てました。
 「あっ!ふいたところがこんなによごれてるーっ!」


 そのとき、職員室にある、額のことを思い出しました。

 

 この言葉は、前々々校長 高松信英先生が、全校朝礼で紹介した大切な言葉です。
 ぞうきんは ほかのよごれをいっしょうけんめい拭いて 自分はよごれにまみれている
 仏教詩人 榎本栄一(えのもとえいいち)さんの言葉です。

 この生徒にはこのことを伝えられませんでしたが、報恩講の日にふさわしい時間を過ごせました。
                              (パートⅡにつづく)

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