始業前の風景
4月19日(金)、始業前の通信制校舎に行くと、まだ生徒は登校していないはずなのにいちばん奥の教室から物音がします。 のぞいてみるとある先生が黒板に何か書いています。 これは間違いなく1時間目の授業の準備だと決めつけて「おつかれさま」と声をかけると、授業は2時間目だと言います。 「どうして今頃板書を?」とさらにたずねると、驚きの答えが返ってきました。
「練習しているんです。板書事項のバランスとか、生徒がわかりやすいように、、、。」 通信制は、少なく限られた授業時間の中に学習内容を組み込まなければなりません。 したがって授業の準備には相当な工夫が求められます。 しかもレポートの採点もある中で。 この先生が勤務時間よりもかなり早く学校に来ている理由が分かりました。 「どうしたら生徒がよく分かるか?」という、尊いこころでした。 授業後教室を訪ねると、今日の授業で使った植物の葉の実物も見せてくれました。
これも、このベテランの先生の尊いこころによって運ばれて来た尊い教材です。
関連記事