トレッキング
6月16日(土)通信制課程では「トレッキング」が行われました。
これは、通信制の特別活動の一環の行事であり、参加者は単位修得のための規定の出席時間にそれぞれ加算される学習です。
前日までの天気予報は雨。
雨天決行の連絡を徹底して迎えましたが、当日は予想外のさわやかな晴天の朝を迎えました。
集合場所の飯田駅前の木陰で出発前の会を開いて行事はスタートしました。
市内を散策した後、飯田市美術博物館では、地元飯田出身の夭折(*ようせつ)の画家菱田春草の常設展示「春草と菱田家」や「綿半野原コレクションの陶磁器名品選」の展示を見学しました。
*夭折(ようせつ)=年若くして死ぬこと。
博物館の学芸員の方が高校生の感覚に合わせてわかりやすく丁寧に説明をして下さり、単に歩くだけでない、「知的なトレッキグ」になりました。
参加者の心の中には、「春草は日本の画家の中で需要文化財に指定された作品の数が最も多い」ことや「当時の日本のニーズが中国の陶磁器の作り方に影響を与えていた」ことなどが残ったことでしょう。でも、全員が確かに覚えたことは、春草もともと絵が上手ではなかったことでしょうか?それとも3億5千万円の器のことでしょうか。
最後に飯田市立動物園への移動は、偶然居合わせた電気小型バス「プッチー」に乗るグループと歩くグループに分かれ、扇町公園での昼食は思い思いの場所で楽しくいただきました。
次の特別活動は、小旅行です。(n)
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